東京ブレンド2014.8月のセミナーにカトモスタッフが参加させて頂きました!
講師はGARDEN高橋さんとat'LAVの冨山さん、カメラマンは永谷さんです。
今回のテーマは「デザインカットとは何か」。
美容師さんの共通語であり、多くの意味合いがある〝デザイン〟
表現することには非常に難しいこのデザインを、お二人それぞれの視点で、形にされた一秒も目が離せない熱のある2時間でした。
高橋さん:
モデルさんの目が綺麗なので、怪しさを出せるように、切れる範囲の中で 違和感があるくらい強めのデザインを表現する、ということを考えながらカット。
前下がりのボブというよりは、動きをつくり デザイン性が高めの前下がりに。
デザインカットといえども、お客様が日常でいかにスタイルを実現できるか、お客様に合っているのか、
お客様目線を常に持ちながら、どうすればその人の良さが引き立つかを、自身の視点を掛けあわせたスタイルを作られていることが印象的でした。
「もちろんデザインを作っていく中で、髪の状態をみながら判断していくことも重要。」
実際のモデルさんの変身ぶりと可愛さの倍増に驚きでした!
冨山さん:
「デザインがされているな」というのが分かりやすいように、モデルさんにかりあげを施され、大幅なチェンジを実現。
モデルさんの髪質を見つつ、あえてかりあげは甘くしてあります。
またかりあげをしたときにウェートが下に落ちてしまわないよう、ボリュームを上に持っていき、頭の形が良くみえるようバランスを整えていらっしゃいます。
また、撮影のモデルさんに関しては、カメラを通しての見え方も考慮し、ボリュームの調整をおこなったそうです。
ドライカットで、甘く切っていたところを削っていく作業をする。つまり、考えているデザインと最後のすりあわせを最後にされておりました。
「お客様の髪の状態を見ながら、どうデザインできるかはいつもしっかり考えています。また、せっかく来ていただいた方には、自分の色をつけて帰ってもらいたい」
セミナーを振り返って、お二人からコメントをいただきました!!
《気をつけていることはなんですか?》
高橋さん:
「自分の視点はもちろんお客様の視点をしっかり持つこと。
そして、理想のイメージを最初に持ったうえで、スキルを活かしてイメージに近づけていくことが重要だと思います。
セミナーでは、普段思っていることをうまく伝えることを心がけました。」
冨山さん:「デザインは人それぞれニュアンスが違い、表現にはふり幅があります。正解はないと思っています。
セミナーでは、高橋さんのデザインとまた違ったニュアンスのものをあえてチョイスし、デザインでもいろいろあることを知ってもらいたいなと思って、スタイルを作りました。」
《東京ブレンドとは?》
高橋さん「勉強の場です。勉強会を通して、後輩たちに技術の向上を目指してほしい。こういった講習は、サロンワークにも活きてくると思っている。美容師として可能性を広げられるような場だと思っています。」
冨山さん「先輩たちの功績にのっかるのではなく、みんなで勉強していく場である。また自分たちの世代から後輩たちへ、技術をしっかり継承していけるようにしたい。みんなで美容業界を盛り上げていこうとしている団体です。」
「今回のセミナーにお越しいただいた方には、『自分だったらこうするな、できるな』と感じ取ってもらうことができればうれしい」
「セミナーの講師をすることが 自身の勉強にもなる」
とまなざしがまぶしいお二人。
セミナー後のインタビューも、強い意志と向上心をひしひしと感じ取ることができました。
非常に熱のある、2時間でした。
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